【推薦盤】
まずは,古くからの名演誉れ高いドラティ=デトロイト響(81年録音)を選んでみました。
発売当時,録音も優秀で大変話題になった演奏ですが,その演奏内容を聴くと納得してしまいます。
オーケストラ・トレーナーとして,ドラティの最高の遺産と言えるでしょう。
推進力のある非常にテンポが心地よい演奏となっております。
次に,61年録音のクレンペラー=フィルハーモニア管を推薦します。
「クレンペラーのストラヴィンスキー???」と思う方もいるかと思いますが,彼の現代音楽はなかなかのものなのです。
この演奏でも,悠然と構えた演奏となっており,彼としては当然の名演という感じでしょうか。
この指揮者の奥の深さを感じられる演奏と言えましょう。
最後に,ブーレーズ=クリーヴランド管の演奏をお薦めしておきましょう。
91年の録音であり,絶頂期と比較してどっしりと構えている感じがします。
録音も極めて優秀で,一般的にもお薦めできるような演奏・録音内容となっております。
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