『地震のはなし』
最近,東北地方を震源とした地震が多く発生しています。被害に遭われた地域の方々にはお悔やみとお見舞いを申し上げます。
さて,7月24日未明に発生した地震は,揺れの大きいところで震度6強とのことでありましたが,新聞を見ると旭川も震度1だったことが分かりました。発生時には私もまだ起きていましたが,地震を感じることはできなく,わずかな揺れであったのでしょう(あるいは私が鈍感なのか・・・)。
そこで,旭川地方気象台に問い合わせをしてみたのですが,旭川での地震は,1977年から2006年の30年間で,震度1以上の地震が発生したのは56回でした。この数字は,一見多いように感じますが,年平均にすると1.87回と少ないのです。ちなみに東京では同じ30年間で1,256回,年平均で41.87回ですので,その少なさが際だっていることが分かります。さらに,旭川の観測史上,震度5以上の地震はなく,今後30年間で震度6弱以上の大地震が発生する確率が0.03%で都道府県庁や支庁所在地では最小となっているようで,「安心・安全なまち旭川」を象徴する数値となっています。これまたちなみに東京は11.3%,大阪は22.0%,名古屋に至っては36.5%です。怖いですね。