『オリンピックのはなし』

 少々古い話となってしまいますが,4年に1度の世界的なイベントと言えばオリンピックがあります。

 今年は,中国・北京で初開催となりましたが,色々開催前には言われていた大会ではありましたが,中国の威信をかけた大会でもあり,過去の数々のオリンピックと比較し,素晴らしい大会ではなかったかと思いますが,皆様いかがだったでしょうか。

 競技の話題としては,ウサイン・ボルト選手が陸上100mで驚異的な世界新記録で金メダルを獲得したことや,水泳ではマイケル・フェルプス選手が8冠を達成したことなどが思い出されます。

 日本人選手の話題としては,女子ソフトボール正式種目最後の大会で,上野由岐子選手の熱投による悲願の金メダル獲得や,水泳平泳ぎでの北島康介選手の2大会連続2冠,期待されていた野球の惨敗などが印象に残っております。

 さて,今回の大会でも旭川市出身者が4名出場しましたが,素晴らしい活躍を見せてくれました。

 そこで,過去の旭川市関係者のメダリストを調べてみますと,面白いことが分かりました。

旭川市出身最初のメダリストは1964年の東京オリンピック男子レスリングフリースタイルフライ級金メダルの吉田義勝さんに遡ります。

続いて1968年のメキシコオリンピック男子レスリングフリースタイルフライ級金メダルの中田茂男さん,1972年ミュンヘンオリンピック男子レスリングフリースタイル52キロ級(旧フライ級)金メダルの加藤喜代美さんと,何と3大会連続で同一種目金メダルを旭川市出身者が成し遂げております。

そして,女子柔道初の金メダリストとして,1996年アトランタオリンピック女子柔道61キロ級金メダルの恵本裕子さん(女子個人種目としては前畑秀子選手,青木まゆみ選手,岩崎恭子選手に続いて4人目),2004年アテネオリンピックから2連覇の女子柔道70キロ級金メダル上野雅恵さんと女子柔道の強さが光ります(ちなみに女子選手のオリンピック2連覇は,女子柔道の上野さんと谷亮子選手,谷本歩実選手の3名のみです)

そして,陸上男子トラック種目では1928年のアムステルダムオリンピック以来のメダルとなった今回の男子陸上100m×4リレー銅メダルの高平慎士さん。

旭川市出身者のメダリストは非常に話題豊富です。